2005年12月31日

フラメンコの巨匠

フラメンコ好きといっても誰がとか 何がとか言えるようなことは何も知らなくて
ずっとbatannga radio でかかっているのが 
Manolo Caracol (1910-1973 )という フラメンコの巨匠だということを今調べてわかりました。

こういう曲を聴いていると 人間が生きるって つい最近の時代になるまで 
今よりも もっとずっと苦しく辛いものだったということを まざまざと思いださせます。
だからこそ生まれてきて 受け継がれてきた旋律、音色。

今日 生まれて初めて年越しを一人で過ごす予定です。
今までは息子のために どこでどのように過ごすか考えるのが楽しかったのですが
今年は彼自身で決めて 私の代わりに祖父母のところで孝行してくれています。
そこで すごい贅沢をして一人の年越しを考えました。
札幌駅は住まいから近いのですが 別の国の都市を見てきたばかりで
人通りの少ないビル群の中にいると 異国の都市にいるような錯覚を覚えることがあるのです。
社会学の先生が何度も繰り返したフレーズ 「都市生活者 人生の旅人」
そんな雰囲気を味わい いかにも余所者のように 知らない人たちと新年を祝ってみようと。

長い間、この年の女であれば自分を捨てて家族のために生きることを求められ
年越しとなれば ゆっくりできる時間などないも同然だったのでしょう。
でも、選んでたった一年だけ一人の年越しをすることは贅沢でも
毎年となると寂しいだろうということを思うと 自分を捨てたようにみえる生活が
実は最大限に美しく自分を生かす道だったのでは と思えてくるのです。

辛く苦しいことの多い人生の中から 心を打つ音楽が生まれてくるように。  

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